その昔、バブル全盛期の頃、会社の同僚と軽井沢へ遊びに行き、バイパス沿いの「アリスの丘ティールーム」の前を通った時、たくさんの2人乗り自転車が止まっているのを見たことがありました。外のテラスや店内が若い女性で賑わっているのを見たときに、「ああ、俺はこんな店には一生行くことはないだろうなあ」と思ったものでした。あれから数十年！（きみまろか？）が経ち、2011年に初めて「アリスの丘」に足を踏み入れ、家内の念願だった「わすれんぼのバナナケーキ」を買いました。ワタシはお店のオーナーで作家の故・森村桂さんにお会いしたことも著書を読んだこともなく、亡くなったのも軽井沢ビネットの記事で知った位なので、正直なところお店にもケーキにも感動することはありませんでした。店内の様子に栄枯盛衰を感じ、応対してくれたご年配の女性が穏やかで素朴な感じたったのを記憶しています。その昔、外から見たあの華やかな印象とは全く違い、月日が経ったのを実感しました。
その後、調べているうちに森村桂さんはその昔お山（池上本門寺）近くに邸宅をお持ちだったことや、愚息が偶然にも大学の後輩だったこともわかり、何故か急に身近に感じてきました。現在の永寿院さんの古墳のところだそうです。それはまたの機会に書かせて頂きます。
お店の外観 です。
寂れてましたが2011年には営業してました。
左が「忘れんぼのバナナケーキ」右はなんだったっけ？写真ボケボケですみません。
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