妻の母親が、6月の終わりに急性膵臓炎で入院して、約2週間。絶食の甲斐もあり、容体が回復し、ようやく退院の日が決まりました。
その義母が、もう10年以上も世話をしていた、青いセキセインコが、入院する何日か前から、止まり木に乗ることもできず、羽根をバタつかせるだけで、何とか水とエサで延命してきました。この入院中も、義母と同居する長男と、妻とが交代で水やエサの交換をしたり、暑い日の昼間は、エアコンで温度調整したり、懸命に世話をしていました。けれども、もう誰が見ても、いつ絶命してもおかしくない状態でした。
先週土曜日の夕方に、Dogwoodが義母の家に行った時には、ほとんど動けない状態でした。
そして、翌週の月曜日、妻からラインが来て、義母が退院して、家に帰ってきて、鳥を手に取って撫でていると、しばらくして、ゆっくりと天国に行ったとのことでした。
何と言うタイミングだろう!義母の帰りを待っていたに違いない。鳥も義母のことだけは、認識していたのを知っていましたから。それを聞いて、インコは退院した義母と会えて、ほっとして、幸せな気持ちで逝ったのだと思いました。
そういえば、10年前、何かの理由で、インコを家で預かったことがありました。リビングで放すと、元気よく飛んでDogwoodの肩にも止まって鳴いていたのを思い出しました。
妻と長男(まだ小学生のころ)とインコ2羽。
写真右の、鳥カゴの上に止まっています。
鳥とは直接関係無いけど、元ちとせの歌で、「カッシーニ(土星に環がある理由)」という曲が、この日は頭をめぐっていました。
47歳でこの世を去った、上田現という人が作った歌で、「わだつみの木」を作詞/作曲した人です。
生まれてくる命があれば、消えていく命もある、、。
こんな歌です(LIVE)元ちとせの中で好きな歌の一つです。