Dogwoodの池上日記

地元大田区池上・蒲田と軽井沢・信濃追分を愛するDogwoodの日々徒然日記。

馬込文士村 川端茅舎(俳人)の石碑

以前、日本画家の巨匠、川端龍子(かわばた りゅうし)記念館(の前を歩いた)ことを書きましたが、そこから本門寺の裏手に抜ける道の途中に、今度は俳人、画家である川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)の俳句が刻まれた石碑と、茅舎の解説文が書かれた「馬込文士村」の説明板がありました。立ち止まって説明板を読んでみると、川端龍子は、異母兄にあたることもわかりました。

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川端茅舎、、、恥ずかしながら初めて聞いた俳人の名前ですが、「ぼうしゃ」とパソコンで叩くと、「茅舎」と、一発で出てくるところを見ると、その世界では有名な方だったのであろうと容易に想像できました。代表句は、

 

金剛の露ひとつぶや石の上

 

だそうです。石碑の横にも句らしき文字が刻まれているのですが、残念ながら読めませんでした。

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 ところで、この「馬込文士村」は、明治の終わりから昭和の初期まで尾崎士郎を中心に、多くの文士が、馬込周辺に移り住み、交流を深めていた時期があったのだそうです。「馬込文士村へようこそ」というホームページを見ると、実に43人もの文士、芸術家の名前が出ています。川端康成宇野千代村岡花子萩原朔太郎、室尾犀星、北原白秋三島由紀夫、文系ではないDogwoodでも聞いたことがある、有名な作家や芸術家の名前も。川端龍子、川端茅舎の名前もありました。あの川端康成とは、血縁関係はないようです。

今住んでいる池上から徒歩圏内の山王、中央、馬込に、これほどの文豪、文士が暮らしていたとは驚きでした。勝手な想像ですが、昔この辺りは建物も少なく、起伏がある土地のため見晴らしも良く、作品のアイデアや創造力が湧きやすい環境だったのではないでしょうか。馬込文士村の近くに長いこと住んでいると、そう思いたくなってくるものです。

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川端茅舍 - Wikipedia

 

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