兵庫県明石市の市長が、パワハラ発言の責任を取って辞任したニュース。
東大卒、NHKディレクター、司法試験合格、選挙に当選、衆議院議員を経て50代で市長という、まさに勝ち組人生のエリート市長が、部下の職員に「火いつけて建物燃やしてこんかい!」は、関西ではある意味標準語?とはいえマズかったかな。
死亡事故のあった交差点拡張工事の用地買収が進まず、結果を出さない職員にカッとなってしまったというのが、後から出てきた話。
選挙前というタイミングで「燃やしてこんかい!」ばかり取り上げてたマスコミの意図もミエミエだと思ったのはDogwood だけではないはず。
「火いつけてこんかい!」の部分だけ取り上げると、ひと昔前の日本企業、特に「たたき上げ&成り上がり根性型の上司」に多く見られたタイプだと思う。(個人の見解です)
Dogwoodが最初に入った日本の会社、世間では「グローバル企業」と呼ばれた会社でも、毎晩遅くまで働いて休日出勤もガンガンするようなモーレツ社員(死語)が出世していったし、今ではあり得ないけど「お前残業少ねえぞ、やる気あんのか?」と上司に胸ぐらをつかまれたことも。配属された部署にもよるけど、会社ってそんなもんかと変に納得したものでした。
その会社が消滅し、外資系企業に転職してからは考えが180度変わりまして。
前置きが長くてスミマセン。
それよりもDogwoodが気になったのが、エリート市長のこの言葉。
「7年間、何しとってん!ふざけんな。何もしてへんやないか7年間も!」
平たく言うと、つまりは、
「プロセス(過程)より結果を出さんかい!」という事。
これ、昨年末に辞めた外資系の会社で、年下のエリート外人ボスに言われたフレーズ。
(MITのマスター出身、MBAを持ってるとも言ってたっけ。何だそれ?暗号か?)
転職して浅い頃、毎朝早くから夜遅くまで働いて、毎月何十時間も残業してた年のOne-On-One (年1回の査定面談)で、キレ気味のボスに開口一番言われたのが、
「コンナニザンギョウシロトイッテナイシ、ケッカガダセテナイ!、ユーノサテイ、メッチャダウンネ!」(もちろん英語で)
これキツかったなー。それまでの仕事のやり方が全部否定されたもん。
残業で疲れ果てて業務効率を下げるくらいなら、早く帰って休めと。時間内に終わらせる努力と工夫をしろと。家庭を大事に出来ない奴に仕事は出来ない。ヒト・モノ・カネが足りないならアセスして(見積もって)先に持ってこいとも。
件の市の職員は、7年間ずっと結果を出さなかった(と、市長には見えたのだろう)。市長はそれにガマン出来ず、ブチ切れたということだろうか。
やっぱり「エリートは常に結果が全てなんだよなあ~」と、またも納得したDogwoodでありました。そこかい!2年前は「肉欲に溺れやすい」って書いてたぞ!
擁護するつもりは全くないけれど、同じ無職になった者どうし、元市長の今後に幸あれ。
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