池上3丁目にある大田区立池上図書館。現在建て替え工事中の新駅ビル完成後に移転する話があります。今年に入って自分の時間が大幅に増えたDogwoodには、本を「買って読む」よりも「借りて読む」方が都合が良いことに気が付きまして。収入無いからだろって?あっ、確かに。
町病院の待合室のようなロビーにはご高齢の方々が、のんびりと新聞を広げている光景が。ここは日当たりも良く、居心地の良い証拠かと。駅ビルに移ったらこうはいかないだろうなぁ。写真は図書館2階の入り口。入って左に受付、右側にロビーがあります。
それは置いておいて、今回、池上図書館で借りてきたのは、
「煙のようになって消えていきたいの」(斉藤明美著)
「談志のことば」(立川志らく著)の2冊。
高峰秀子と言えば、昭和を代表する大女優。Dogwoodと世代は大きく違うものの、北軽井沢を舞台にした映画「カルメン故郷に帰る (1951)」は、カラーで走る草軽鉄道を見たいがためにDVDを買いました。また、ロケ地の浅間牧場に今もある「カルメンの木」は、先月のブログに書きました。晩年、高峰秀子夫妻の養女が書いた本ではあるものの、女優高峰秀子の人生観が垣間見えて中々興味深い本。昭和4年に蒲田にあった松竹撮影所で子役デビューしたというのも身近で面白い話でした。ただ、「カルメン、、」のエピソードが書かれていなかったので、それはまた別の本を借りたいと思います。
浅間牧場「カルメンの木」のこと - Dogwoodの池上日記
もう1冊は「談志のことば」。
「ひるおび」のコメンテーターでお馴染み、立川志らくによる著書。師匠である立川談志への、他のどの弟子よりも強い愛が感じられる本でした。Dogwoodは、談志はもちろん、生で落語を聴いたことがなく「落語家=笑点の大喜利の人」程度の知識しかないのが正直なところ。また、談志のハチマキ姿に酒と煙草、テレビやラジオで奔放に喋る、酔っ払いオヤジといった印象しかなかったのも事実。談志ファンの方にはお詫びします。
でも後年、談志と付き合いのあった人たち(ビートたけし、爆笑問題など)の逸話の数々、さらには弟子たちの躍進・活躍ぶりに驚きまして。ためしてガッテンの立川志の輔、「下町ロケット(殿村役)」の立川談春、「ひるおび」の辛口コメンテーターの立川志らくなどなど。どれも落語を知らないDogwoodの素人目線での感想です。
長いこと立川談志に持っていた印象が、弟子たちの活躍によって変わってきたのが、この本を読みたくなったきっかけ。長いこと立川談志という人間を誤解していたことがわかりました。次は、立川談春の「赤めだか」を借りて読んでみようと思ったDogwoodでした。
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