Dogwoodの池上日記

地元大田区池上・蒲田と軽井沢・信濃追分を愛するDogwoodの日々徒然日記。

今聴いても鳥肌が立つギターソロと小林君のこと

唐突ですが、Dogwoodにとって日本人3大ギタリストといえば、小川銀次(故人)、チャー(竹中尚人)、渡辺香津美の3人が真っ先に浮かびます。その中で、ワタシの同級生で、学校内で一番ギターが上手かった小林君が崇拝していたギタリストが渡辺香津美さん。先月の「題名のない音楽会」にも出演されていました。

悪意のあるキャスティング? - Dogwoodの池上日記

その小林君に誘われて無理やり連れて行か いや、一緒に行った駒澤大学の学園祭のチラシが、スクラップブックから出てきました。いや~懐かしい。何年のライブかは不明だけど間違いなく30年以上前。

香津美さん若っ。そしてメンバーが豪華!全員、今も現役バリバリの超一流ミュージシャン。あと、今では考えられないチケットの値段、何と1,000円!

なぜこのチラシを今もとってあったのか、ライブの内容含め全く覚えていません。

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小林君の話に戻ります。

彼は当時、香津美さんの演奏を聴きに何度もライブハウスに足を運んでいて、「顔を覚えてもらった」と喜んでたっけ。ある日のこと、自慢げにDogwoodの所へきて「昨日、楽屋に押しかけて香津美さんと話をしちゃったよ!」と、ライブハウスの楽屋で録音したテープを何度も聞かされたことがありました。

香津美さん、今日は僕の誕生日なんです!あ、そのピック下さい、あと誕生日おめでとう、って言ってくれませんか?!(図々しいヤツだ)」すると、若き日の香津美さん、少し困った声で「お、おめでとう、じゃあピックあげるよ(苦笑)(なんてイイ人だ)

小林君が教えてくれたKYLYN LIVEや、格闘技セッションも良かったけれど、ワタシが一番衝撃を受けたのが、サポートで参加したYMOの全米ツアー、NY BottomLineでの「千のナイフ (1000 KNIVES)」という曲のギターソロ。偶然ラジカセで録音して、テープが擦り切れる程聴いたっけ

後にレコード会社と所属事務所の問題で、このギターソロの部分が全てカットされた形でリリースされたのを教えてくれたのも小林君だった。

その時のライブ音源が、有り難いことにYoutubeにあるのを偶然見つけまして。
これ、今聴いても鳥肌が立つ圧巻のソロ。早弾きや難解な指使い、複雑な奏法だけでなく、自信に満ちたブレのないフレーズの連続。ギターソロの後も(まだ曲は続いているのに)鳴りやまない客の拍手や指笛は、間違いなくアメリカ人の度肝を抜いたはず。

手前は高橋ユキヒロ先生。何年か前の池上本門寺スローライブにも来てくれました。

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 中学生でラリーカールトンの「Room 335」を完コピしていた小林君でさえ、「あんなの絶対弾けねえ!」と言わしめたギターソロ。久しぶりに聴いたけど、やっぱり凄かった。

 そ小林君ですが、高校を卒業後、念願だったプロミュージシャンとなり、新宿ピットインの昼の部に出演したり、ジャズ歌手のバックメンバーを務めたり、アルバムも1枚出したり、これからという矢先の1990年3月30日、病気のため26歳の若さで逝去。お通夜で弦巻の実家に行った日は冷たい雨が降っていたっけ。

中学3年の時だったか、彼が書いてくれたジミヘンの「Purple Haze」イントロのタブ譜は、今も実家のどこかにあるかもしれない。その続きは、自分があの世へ行ったら教えてもらおう。英一、その時はまたヨロシク。

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