唐突ですが、「待ちぼうけ」という唱歌をご存知でしょうか?
北原白秋作詞、山田耕作作曲の1924年(大正13年)に発表された満州唱歌の一つ。
その昔、Dogwoodが小学校に入学してすぐ、小さな歌集を渡されて全校生徒が授業前に校庭で歌う習慣がありました。そして忘れもしない「待ちぼうけ」を歌った日、同級生のカトウ君とハマりにハマったのが、歌詞の最後の「木のねっこ~」の部分。「のらかせぎって何?」「なぜウサギが飛んで転げる?」「そもそも何を待ってるの?」そんな意味も分からず、この短いフシギな歌の「木のねっこ~」だけ大声で歌っては、笑いが止まらないループに突入したDogwoodとカトウ君の2人は、全校生徒の見守る中で、担任のK田先生にこっぴどく叱られたのでありました。
あれから半世紀。ここ最近、お山(池上本門寺)の周りを歩くたびに、再びこの歌が頭にヘビロテしてしまうDogwoodでありました。笑いはしませんよ、もちろん。
だって「木のねっこ」だらけなんですもん。
この辺りは記憶に新しいですね。木のねっこ~♪
これとか、、
あれとか。木のねっこ~♪
切られてしまったけど。これも、木のねっこ~♪
近寄っても、木のねっこ~♪
古いヤツもたくさんありますよ。木のねっこ~♪
妙見堂に向かう道にも、木のねっこ~♪ の2連発!
手前の根っこと、
向こう側の根っこ。ほーら、アナタも「待ちぼうけ」のループが止まらなくなってきたのでは?
どれも道にはみ出ているけど、飛んでころげた人はおろか、兎だって見た事ありません。
何であの日、あの歌の「木の根っこ」だけで腹がよじれるほど笑ったんだろう。松沢小学校の4年生まで一緒だったカトウナルキ君、今も元気かな。Dogwoodは、5年生の時に桜丘小学校へ転校したのでありました。
1.
待ちぼうけ、待ちぼうけ
ある日せっせと、野良稼ぎ
そこに兔がとんで出て
ころりころげた 木の根っこ
2.
待ちぼうけ、待ちぼうけ
しめた。これから寝て待とうか
待てば獲物が驅けてくる
兔ぶつかれ、木のねっこ
3.
待ちぼうけ、待ちぼうけ
昨日鍬取り、畑仕事
今日は頬づゑ、日向ぼこ
うまい切り株、木のねっこ
4.
待ちぼうけ、待ちぼうけ
今日は今日はで待ちぼうけ
明日は明日はで森のそと
兔待ち待ち、木のねっこ
5.
待ちぼうけ、待ちぼうけ
もとは涼しい黍畑
いまは荒野(あれの)の箒草(はうきぐさ)
寒い北風木のねっこ
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