Dogwoodの池上日記

地元大田区池上・蒲田と軽井沢・信濃追分を愛するDogwoodの日々徒然日記。

祖父の命日

12月3日は、父方の祖父の命日でした。94歳の大往生で、Dogwoodが初めて人の臨終に立ち会ったのが、17年前のこの日。危篤の連絡を受けて病院に駆け付けたのは、Dogwoodの他に父と叔父とその息子(いとこ)の4人。既に祖父の意識は無く、呼吸が荒くなったと思ったら、ベッドの上で大きくのけ反って深く息をついたのが最期でした。「人はこうして死ぬのか」と、悲しみよりも感動に近い「神秘的な驚き」を覚えたのを今でも鮮明に覚えています。

ということで、昨日は80代後半の両親を連れて、八王子市の上川霊園へお墓参りに行ってきました。

実は、祖父の命日にお墓参りに行くのはDogwoodにとっては初めてのこと。前日の大雨が嘘のような快晴。車が無ければ、老夫婦が電車とバスを乗り継いで行くには至難の業、いや至難の場所なのです。

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墓地に座るところが無いので、キャンプ用の折りたたみイスを持って行きました。おにぎりを食べながら、のんびりとお墓参り。12月にしては暖かい日でした。俳句にどっぷりハマっている母は、紅葉とススキで新作の思案中。

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 コンパクトなお墓なので、掃除は数分で終了。お花とお線香をあげて記念写真。えっ。「大きな墓石に見える」だって?

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 あっ、それは後ろのお墓です。

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墓石には梵(ぼん)字が刻まれています。その意味は、、、忘れました。今度聞いておきます。

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 94歳で亡くなった祖父は、有名ではないものの、他に仕事を持たずに生涯「彫刻家」として生き抜いた人。昭和26年に、彫刻だけの会を起こしたメンバーの1人で、その会は現在も存続して毎年上野の都美術館で展覧会を行っているのだとか。たまには行けよな。

一般的に孫から見た祖父というのは、世間では「優しいおじいちゃん」。でも、Dogwoodには「好々爺」の記憶はなく、芸術家特有?の少し近寄り難い尖った人でもあったようで。子供の頃、数年だけ祖父の家に同居していた時期がありました。祖父の仕事中に、兄と騒いでいると「うるさい!」と、鑿(のみ)を持って追いかけられたこともあったそうな。後で母から聞いたことがあります。

本人はそんなこと全く覚えていないけど、アトリエの隅で祖父が木を削る音や、その独特の匂いは今でも思い出せます。

そんな祖父の命日に、初めて両親と墓参りをした、天気の良い1日でした。ところでお袋さん、良い俳句できました?


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