先月書いた、池上で80年以上続いたお豆腐屋さんが、ひっそりと閉店していた話の続き。
昭和9年創業の老舗お豆腐屋さんのシャッターに「閉店のお知らせ」と書かれた紙が貼られたのが、4月22日のこと。お客様への感謝が綴られた手書きのメッセージが1枚。「体力の限界を知り」閉店を決めたのだとか。コロナのコの字も出さない潔さといい、まるで横綱が引退するかのよう。
あれから2ヶ月近く経った先週のある日、たまたまお店の前を通りがかった時のこと。
あ、あの貼り紙まだ貼ってあるんだ～、、、
？
近くまで来ると、、
あれ？
あっ！こ、これは？
綺麗な飾り付けと一緒に、お客さんからの感謝、お疲れ様のメッセージカードがいくつも貼られているではないですか！
子供が書いたと思われるメッセージやイラストも。知ってるワンちゃんの名前があったので、飼い主の方に聞くと「知らなかったなぁ。たぶん孫が書いたんでしょう。店主に可愛がってもらってたんでね。後で見に行ってみようかな」と。
これを見た店主、嬉しかったろうな。
お店の関係者でも、それほどの常連客でもなかったけれど、やっぱり「池上の名横綱」だったんだと、ほっこりと納得したDogwoodでありました。
店主と常連客の皆さんに幸あれ。
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