スーパーツルヤに置いてあった無料の地元紙「軽井沢新聞」8月号を眺めていたワタシの手がはたと止まりました。
それがこちらの記事。バイパス沿い、雨宮橋のふもとにあった「アリスの丘ティールーム」のオーナーで作家の故森村桂さんの納骨式の記事。亡くなったのは平成16年9月、もう20年前か。記事の中ほど「夫の三宅一郎さんが身近に置きたいと遺骨を自宅に持ち続けていた。三宅さんが亡くなった後、、、」えっ?
三宅さん亡くなったのか、、知らなかった。
森村桂さんについて、その昔池上にお住まいだったことを書いていました。
池上に、森村桂さんが住んでいた?話 - Dogwoodの池上日記
もちろんワタシは森村さんには会ったとこも(著書をちゃんと読んだことも)無いのですが、パートナーの「M・一郎さん」こと、三宅一郎さんとは何度かお店でお話ししたことがありました。
思い付き軽井沢1泊旅行(最終回 旧軽銀座~アリスの丘ティールーム) - Dogwoodの池上日記
以下はワタシが初めてお会いした2017年4月、アリス店内での会話。
M・一郎さん「あなたたち、どちらから来たの?」
Dogwood妻 「東京です」
M・一郎さん「東京のどこ?」
Dogwood妻「大田区の池上です」
M・一郎さん「え~っ?桂ちゃんと僕は、昔池上に住んでいたんだよ!」
Dogwood 「永寿院さんのそばですよね、今古墳があるあたりの。」
M・一郎さん「そうなんだよ! 良く知ってるね!あの坂をいつも桂ちゃんはキツそうに上ってたんだよ!」
と、懐かしそうに話しておられました。森村桂さんの池上在住時代の貴重なお話が聴けて、勝手に不思議な縁を感じたという話。
実は、あの時の会話には続きがありまして。
M・一郎さん「 (窓の方を指さして)圭ちゃんはね、あそこにいるんだよ!
ワタシと妻「ええ〜っ?」
見ると、窓際に小さな骨壷がぽつんと1個。10年以上も納骨していないことに驚いたものでした。
軽井沢新聞の記事に戻ると、三宅一郎さんも亡くなり、親族の考えで軽井沢のお墓に2人を眠らせてあげたいとのことで7月19日に森村さんの遺骨と一緒の納骨式が行われたのだそう。
あの時はコーヒーを入れてくれて、懐かしそうに池上時代の話をしてくれたっけ。ちょっとシニカルで政治のウラ話や軽井沢の裏道も教えてくれたM・一郎さん、いや三宅一郎さんを偲んで「桂よ。我が愛その死」をもう一度読み返そうと思うDogwoodでありました。
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