*虫が嫌いな方は、どうぞスルーしてくださいね。(閲覧注意ってほどでもないけど)
毎年GWを過ぎた後に、カブトムシの幼虫が、蛹(さなぎ)になる前に、最後の土交換をするのが恒例だったのですが、今年はそれが無く、寂しい気がしています。
数年前、子供たちが小学校の3-4年生あたりまでは、カードゲーム「ムシキング」が流行ったこともあって、我が家でも、国産カブトムシを子供と一緒に飼育していました。最初は何の知識もなく、近所の島忠ホームセンターで、1匹500円位で買ったペア2匹を、同じく島忠で買ったケースに土と、おがくずを入れて、100円ショップで買った登り木とカップゼリーを与えていただけでした。
まあ、長生きしないことは知っていましたが、あまりにあっけなく死んでしまうのが残念で可哀想になり、本やネットで調べ、長生きさせる方法を試行錯誤しながら、毎年続けてきました。そうこうしてるうちに、卵から飼育して、多い時で50匹以上(!)
育てたことがあります。(安心してください、ブリーダーではありませんよ!)これまでの最長記録で、成虫が10月のお会式のころまで生きていました。
たくさん飼っていた時は、知り合いの子供や、近所の子供たちが、喜んで引き取ってくれました。(安心してください、売ってませんよ!)
いい加減このネタは古いので止めます。仕方ないことですが、カブトムシを、怖くてさわれない子供が多いですね。
いつしか、子供も大きくなり、世話をするのは私一人だけになってしまい、8年にもわたった飼育が途切れたところです。そして残ったのは、去年買ったエサのゼリーの余りと、半分開けた腐葉土の袋、登り木、たくさんの空のプラスチックケースなど。
それを見て、ふとつぶやきました。「つわものどもが虫の後、、、」
なぜカブトムシ(しかも越冬しない短命の国産種)を、これだけ夢中で飼い続けられたかというと、「簡単そうで難しい」からだと思います。
それでいて、あのイモムシみたいな幼虫が、たった1年であんなゴツくて黒光りする強い成虫になるという神秘の過程。それにつきるのではないかと思います。
もう1つは、自分が小学生のころ、毎年夏休みに母の実家の岡山に遊びに行くと、必ず毎日のように友達と山に虫を捕りに行っていたものですが、なぜか獲れるのは、クワガタばかりで、カブトムシが獲れたことが無かったのです。その憧れみたいなものが、大人になって反動として湧きあがったのかもしれません。
一時高値がついたオオクワガタや、越冬するヘラクレスなんとか、みたいな外国産には全く興味がありませんでした。
いつか、本門寺公園にも、当たり前のようにカブトムシが生息するような環境になるといいですね。せっかく得た知識と経験を、またどこかで生かせればと思っております。
怒ってケンカするムシって、カブトムシくらいじゃないでしょうかね、、
このころは、子供も一緒になって世話をしてくれてました。
蛹になる直前の幼虫はデカいし、ちょっとグロいかな、、ごめんなさいね
糞をふるいにかけて、、新しい土を足します。
それから3か月後、蛹から出てきたばかりのオス。つのにはまだ、カバーがかかってます!
オスとメスは分けて飼うと割と長生きします。エサと水分は大事です!
真夏の暑い時期には、タイマーで時々風を送ってやると長生きしました。