以前 (4月8日)、池上本門寺の五重塔の奥にある、「栄養学の父」佐伯博士のお墓と、栄養学校の記事を書きました。それが、これ。
学校の校舎があった部分は、現在更地になっていますが、もう半分は、今も小高い山に木々が生い茂っていて、「佐伯山緑地」として大田区が整備、解放しています。大森区立第三中学校の裏門と、どんぐり山保育園との間の道に、夜だけ施錠されている門があり、「ここを登ると何があるのだろう?」と、前を通るたびに気になっていました。
そこで、土曜日の天気の良い朝、家から自転車で約5分、佐伯山緑地の入り口の門に到着。自転車を止めて、階段を登りました。山側には花が何本も植えられていて、きれいに整備されています。
山の反対側は、中学校の運動会をやっているのが見え、生徒の歓声が良く聞こえてきます。
ちなみに、この日、うちの近所の、大森第四中学でも運動会が開かれてましたっけ。昔は小中学校の運動会って言ったら、秋のシーズン、9月か10月あたりにやるものでしたが、今は5月から6月が多いんですね。
階段を登りきると、静かな見晴らし台公園といった雰囲気で、5分程度でひとまわりできる遊歩道が出来ています。
真ん中には、小さな蔵のような建物が建っていますが、中には入れないように鍵がかかっていました。
その隣には、災害時用の井戸があります。
さらに大森駅方面を見渡す場所に、佐伯博士の銅像が建っていました。
たまたま、4月に本門寺の中のお墓でお会い?して以来、佐伯山緑地の山で再開した感じです。多くの日本人が、健康でいられるのは、佐伯博士のご尽力があってのものだと、感謝の気持ちで、手を合わせてから山を下りました。こんな立派な木を切らないでくれて、佐伯先生も喜んでいることでしょう。
ちなみに、山の反対側には、すぐ前に住宅が建っていて、階段を登らずして、しかも家から佐伯山緑地の景色を楽しめる形になっています。(クヌギの後ろの家)
でも、ススメバチはいやだなあ、、
管理人はいないので、夜だけ施錠する意味が、これを見て初めてわかりました。
あと、ここの緑地化の経緯については、結構「すったもんだ」もあったそうですが、ここでは触れません。ネットに、いろいろ出ていますので、そちらをどうぞ。