子供の頃から読書は大好きなのに、読書感想文は大の苦手だったDogwoodです。
ブログを始めて2年近く経ちましたが、これまで自分が読んだ本については、ほとんど書いていない事に気が付きました。
それでも近くの池上図書館で借りたり、蒲田駅ビルにある、くまざわ書店、川崎のブックオフ、またはアマゾン等で月に平均2-3冊の本を読んできました。
短評というと、なんだか偉そうに聞こえますが、そうではなく手短に読んだ感想を書きたいと思います。先に言っておきますが、くれぐれも個人の感想です。では、今年読んだ本のBEST 3です。
3位 軽井沢ルール 土屋勇磨著 秀和システム 1,400円
「軽井沢ビネット」を発行している軽井沢新聞社の2代目社長だった土屋氏が書いた本。帯で、軽井沢インターナショナルスクール ISAK 代表理事、小林りん氏が推薦!というのもあって、自分にも「いつか叶うかもしれない軽井沢生活」を学んでみようと思い、アマゾンで買って読んでみました。本の内容は、ザックリ書くと、
29歳で東京での猛烈サラリーマン生活に疲れ軽井沢へ帰り、生まれ故郷の軽井沢の良さを再認識した著者、両親が経営していた軽井沢新聞社の社長を経て、ここまで軽井沢と東京でビジネスを発展させましたぜ的な内容。(捉え方は人それぞれですから、悪しからず)
軽井沢でこそ出会える人脈や品格を大事にして、軽井沢と東京を拠点に、ビジネス頑張ってまーす!というところでしょうか。
著者の、地元軽井沢に対する愛着や、考え方は良くわかった気がしました。
ただ個人的には、軽井沢まで来て仕事の話はもちろん、仕事の人脈作りなんて考えるのは嫌。成功を夢見る野心家で、かつ億を超える豪華な別荘を旧軽あたりに持ちたい方には、おススメのビジネス本だと思いました。ならば、東京で生まれ育ち、地方に実家も、経営者の親もなく、ずっと東京が好きで働いている人は皆、「心貧しい人」かい?(って言ってるようにも読めました。違ったらゴメン)。さらに誤解を恐れず、もう一つ言わせてもらうと、Dogwoodが「軽井沢ビネット」を読まなくなった理由も、この本でわかってしまったという、ある意味衝撃的な本。ということで、今年の第3位。
2位 草軽鉄道の詩(うた) 草軽電鉄刊行会(編) 1,680円
これも軽井沢関連本ですが、50数年前まで軽井沢と草津温泉間を走っていた元祖トロッコ列車「草軽電鉄」に特化した本。写真も多い本ですが、日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」で、動く草軽鉄道をYouTube で見てからこの本を読むと、「へーっ、本当にあったんだ!」と、さらにリアリティがアップします。あっ、自分はDVD買いました(笑)もし今も存続していたら、大人気間違いなしのカブトムシのような列車は、軽井沢駅北口の横にひっそりと展示されています。
1位 桂よ。わが愛その死 三宅一郎著 海竜社 1,600円
あれ?こちらも軽井沢とゆかりのある本だ。「アリスの丘ティールーム」の現在のご主人、「M一郎」さんこと、三宅一郎氏が、作家の故森村桂さんとの出会いから別れまでを綴った本。この本、軽井沢だけでなく、桂さんが住んでいた、ここ池上のことも所々に出てきます。お元気な頃の桂さんご本人に会ったこともなく、「天国に一番近い島」を読んだ事もないDogwood ですが、軽井沢のお店「アリスの丘ティールーム」の栄枯盛衰(注1)を見てきただけに、桂さんの亡くなる終盤は、とても切ない気持ちで読みました。それでも、皇后様もお好きだった「忘れんぼうのバナナケーキ」は、今年もお店で食べることが出来たし、来年はテラス席を改装すると言う噂も聞きました。
注1 栄枯盛衰の「枯と衰」は、もし失礼に値したらお詫び致します。正しくは「昔と今」でしたね。
何だかんだで、結局「軽井沢本のベスト3」になっちゃいましたね、スミマセン。
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