ウクレレを練習中の知り合いに誘われ、先週日曜の午後、山口岩男さんのコンサートを観に行って来ました。題して「山口岩男のCafe Time」。ウクレレの教則本をきっかけに、彼のファンになった知人は、盛んに「山口さんはスゴイ人」を力説するも、正直なところ存じ上げていなかったし、さほど期待しないで行ったのも事実。受付で500円を払い、プログラムをもらい中へ。
本格的なステージのあるホールに圧倒されました。
チラシに目を通す間もなく、後方の空いてる席に着席。
400人収容の立派なホールは、年齢層やや高目のお客さんを中心に100人程位の入り。余裕のソーシャルディスタンスと、キンキンに冷えた空調の中、アロハシャツ姿の山口さんが登場。1曲目「Waikiki」でコンサートはスタート。
う、上手い。音の大きさ、響き、バランスが全て心地よい。途中、愛用してるウクレレの紹介や、ハワイアンと普通のギターのチューニングの違いを弾き分けて説明したり。軽快なトークを挟みつつ、ハワイアン中心の第一部は終了。ジェイク・シマブクロは子供の頃から知っているそうで、小錦(コニー)さんともお友達だとか。この人がタダ者ではない事は、第1部の演奏でよーくわかりました(笑)。
休憩時間にチラシとプログラムに書かれていたプロフィールを見てビックリ。確かにスゴイ人だわ。
そうそうたる有名アーチストのツアーやレコーディングに参加。そりゃあ上手いわけだ。ご自身もシンガーソングライターとしてメジャーデビューした後、NHKのウクレレ講師や、ウクレレ教室で教えたり。現在は地元山形県で、音楽・講演活動やラジオパーソナリティもやっているのだそう。
第2部は、ポピュラーや自分の曲も織り交ぜて披露。べートーヴェンの「喜びの歌」まで全19曲、アンコールの「上を向いて歩こう」では観客に撮影許可も。お言葉に甘えました。
チラシ写真のイメージとはチト違う、穏やかな笑顔が印象的。
このジャンルのコンサートは初めてだったけど、ホントに素晴らしかった!これぞプロ、職人なんだと。ウクレレはもちろん、スラックキーギターの魅力とハワイの風(行ったことないけど)に感動しまくりの2時間でありました。
追記
プロフィールで、最も驚いたのは山口さん、なんと池上在住でもある原田真二さんのバックバンドのギタリストを務めていたことも。偶然の池上繋がり(?)に何だか急に親近感と興味が湧いたDogwood、思わず著書を買っちゃいました。
衝撃的なタイトル。まだ全部読み終わってないけれど「原田真二さんとのこと」も。
バブルとウクレレブームに乗り、売れっ子ミュージシャンだった山口さん、弟の死をきっかけに、うつ病を発症、離婚、アルコール依存、向精神薬依存を乗り越えて復活するという、紆余曲折が赤裸々に書かれている本。その「生きざま」は、ハワイアンよりもブルースが似合うのかもしれません。
山口さんを教えてくれた知人に感謝しつつ、ワタシもウクレレ始めてみようかなと安易に思い始めたDogwoodでありました。ポロロ〜ン🎶
池上祭の原田真二さんはこちらに。
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