先日、スローライブが開かれた池上本門寺の会場から、50メートル程北側に歩いたところに、松濤園(しょうとうえん)という奥庭があります。ここは、西郷隆盛と勝海舟が慶応4年(1868) 4月に、この庭のあづまやで、江戸城明け渡しに関する会見をしたと伝えられているところです。
9月7日から11日まで一般公開(入場無料)の看板が出ていました。
松濤園の場所は、地図がないとイマイチわかりにくい場所です。この看板の場所は、五重塔の前ですが、ここからDogwoodが案内いたします。
左手の広場が先日のスローライブ会場です。ここから、さらに坂を下っていきます。
左に大きな駐車場と、最近入った日本料理「今半」の看板が見えてきます。この駐車場の奥の建物「朗峰会館」の向こう側に、松濤園があります。
先週日曜日のお昼前に行ってきました。
正面の入り口を入ると、、
一般公開用の入口の案内板がありました。
受付のお坊さんに一礼して、その先のガラスドアを開けると、一気に目の前が開けます!
池には金色の鯉が数匹泳いでいました。
実はDogwood、約20年振りにここ松濤園に足を踏み入れました。懐かしい!
池に沿って進んで行くと、茶室が点在しています。全部で4つあるそうです。
さらに進んで行くと、「西郷隆盛と勝海舟会見の碑」がありました。100年以上も年前に、ここで日本の将来を決める重要な話し合いが行われたとは、歴史を感じます。
日本語の説明板が出ていました。英語版はありませんでした。と、いうのも、
大田区ツアーボランティアの方が、外国人の女性に一生懸命英語で説明されていました。
さらに進んで行くと、こんな看板が。よ、読めない(汗)「ただちゃせき?」いや、一服500円って書いてあるし、タダなわけないよな。い、いっぷく?
せっかくの一般公開、これも経験だ、思い切って行って見よう。「あのー、ナントカ茶席、今から大丈夫ですか?」「あっ、ていちゃせきね、はい、もうすぐ次の会が始まるのでどうぞ~(笑)」と、お着物の女性が迎えてくれました。そうか、「ていちゃせき」なんだ。知らんかった。勉強勉強!
「根庵」を外から覗くと、皆さん椅子に座ってる。これ、「立礼式(りゅうれいしき)」と言うのだとか。この歳で、生まれて初めて聞くワードだらけだ。でも、ちょっとだけハードルが下がったような気も。
靴を脱いで茶室に上がり、一番前の椅子に座って待っていると、お茶菓子の饅頭を頂きました。
さあ、厳かな雰囲気の中で、呈茶会が始まりました。うわ〜緊張する。Dogwoodの後ろの席には、先ほどの外人さんが、ツアーガイドの方と熱心に見つめていました。席を変わってあげようと告げると、「イイデス、イイデス、ミエマース」だって(笑)この方たちも初めてのようだ。
お茶をたてて頂きました。うーん、器が素晴らしい!何か言うのかな、、次の人に回したりするのかな(挙動不審になるDogwood)、、、ええい!わかんないから全部飲んじゃえ!ズズズ~、うまーい!
幸い、一人に一つお茶が出てきたのでひと安心。素人ゆえ、作法を全く知らないので、心の中で「結構なお点前でした」とつぶやく。嗚呼、京都に一度くらい行っておくべきだったな。
茶会が終わってから、後ろに座ってた外国人の方も、ツアーボランティアの方も熱心に説明を聞いて、写真を撮っていました。
と、まあこんな感じで小一時間、松濤園を見学させて頂きました。今度は親を連れて、今半で庭園を眺めながらの食事会でも企画しようかな。
短い動画を2本アップしてみました。雰囲気が伝わればと。
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