妻が手術・入院した6月半ばから在宅勤務にしてもらっているDogwoodです。
その名の通り、家で仕事をしている訳ですが、基本的にネット環境とパソコンとヘッドセットがあれば、オフィスにいる時とほぼ同じように仕事ができるので、今はこの制度を活用させてもらっています。
ただ、狭小住宅のDogwood家には、書斎や専用の仕事部屋が無いので、ダイニングテーブルの上でカチカチ、ガヤガヤとやるワケです。プー丸のケージが隣にあるので、ヘッドセットを使って会議をする時はヒヤヒヤしてしまいます。
こんな感じで寝ていれば良いのですが、玄関のチャイムが鳴ろうものなら、狂ったように吠えまくるのです。昨日、あろうことか運悪く会議中に鳴ってしまい、「ユーノワンコ ウルセ―ナ、ナントカシロ、コノボケ!」と海の向こうのボスに叱られまして。
慌ててマイクをミュート(音を拾わない)設定にして、インターホンを見ると、、、
「池上警察署のxxです!」 モニターには、ノーネクタイのスーツ上下の紳士が一人立っている。
なぁにぃ~?(クールポコか!)ま、まさか、、
デカ?刑事?殿下?島さん?(古っ!)ななな、なんで?
最近某K大学 の学生がアレやコレで捕まったばかり。Dogwood家のせがれたちは、そんな優秀じゃないけれど、最近顔見てないし、何かやらかしたか?いや、もしかして俺?足が震えましたぜ。もう、嫌な予感しかしない。
恐る恐るドアを開けると、そこには40代位の細身で長身、顔はサッカー日本代表の槙野選手を思わせる精悍な顔立ちの私服警察官が立っていました。
刑事ドラマでよく見る「アレ」をいきなり見せられると、Dogwoodのバクバクは最高潮に。出た~っ!警察手帳!もはやこれまでか。
そう、まさにこんな感じ。紐でクルクル巻いてたのをほどいて見せてくれました。
「すいやせん、あっしがやりました。つい出来心でやっちまいやした」
両手を差し出すDogwood。人生終わった、、ガクッ orz
んなワケないってば。
「あっ、突然すみません!今もオレオレ詐欺の被害が減らない状態でして、この辺りの高齢の方がいらっしゃる家庭をリストアップして回っているんですよ」
そういえば、こんな幟(のぼり)をいろんなところで目にしてたっけ。
はぁ?でも、うちに「ご高齢の人」いたっけ?、、
まさか俺のことか?(心の声:ザケンなよ~)
確かに、私服警官が持ってるファイルを覗くと、リストの一番上にDogwoodの名前と住所が印刷されている。でも、自分が知っているご近所の高齢者のお宅は、そのリストに無い。ちょっと不思議な気分に。
家族構成、年齢、振り込め詐欺の対策用留守番電話のことを知っているか、、などのやりとりがあり、簡単なメモを取り終えると、その警官は礼儀正しく「では、ご近所に高齢の方がいらっしゃるようでしたら、これからもお声かけをお願いします!」と言いながら玄関の外へ。警察も大変なんだな。
その私服警官、持ってたファイルを自転車の前カゴに入れて、次へ行く準備をしている。ふと、その自転車に目をやると、、
結構ボロいママチャリやん。
あの白い立派なチャリじゃないのかーい?
急に不安になるDogwood。だって、一人暮らしの高齢者の家がどこどこで、、とか雑談しちゃったし。そもそも、なんでうちがリストに載ってるん?(そこ聞くの忘れてた)
だもんで、つい口から出ちゃいました。
「申し訳ないけど、もう一度警察手帳を見せて頂いてもいいですか?」
「あっ、はいはいどうぞ。これってあんまり見る機会ないですもんね(笑)」
(そりゃそうだ、ホンモノの警察手帳なんて見たことないわ!)
「あ、ありがとうございます。ご苦労様です」(引きつった笑顔で)見送りました。
名前と登録番号?、顔と服装の特徴を全て頭に叩き込んで。
しばらくして妻が帰ってきて、そのことを話すと、「いつもは制服の警察官がくるのよ!私服警官なんて今まで一度もうちに来たことないよ!怪しくない?しかも、なんでうちがリストアップされてんのよ?早く警察へ電話して確認しなさいよ!!」
Dogwoodにたたみかける妻。怖っ。
電話番号を調べて池上警察署へ電話をして事情を話すと、確かに「xxさん」というお巡りさんはいて、「私服で巡回することもあります」とのこと。
あ~、ホッとした。
でもね、私服で巡回するのは良いとして、リストの精度といい、ショぼいママチャリといい、もうちょっと余計な?心配をかけないようにして頂けると助かりますぜ。
平日に家で仕事をしていると、会社通いの時とは違う生活スタイルで、土日とは異なる景色が見えるものなのです。
オレオレ詐欺とセールス電話の対応 - Dogwoodの池上日記
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