Dogwoodよりも、はるかに肝が据わっている妻がテレビを見ながら溜息をついてこう呟きました。
「はぁ~、もうこのニュース見たくないわぁ」と。
新聞で同じ事件の記事を読んでいたDogwoodも同感しきり。確かに。
虐待を受けていた10歳の女の子が、必死の思いで書いた小学校のアンケート。この文字を見るたびに気持ちが暗くなるし、胸が痛くなる。そんな人も多かったはず。
アンケートのコピーを父親に渡したり、しっかりと面談や家庭訪問をしていなかった教育委員会や児相。ずさんな対応に批判が集まっているけれど、そもそも一番悪いのは、虐待して死に至らしめた父親だからさ。
不幸にも女の子が亡くなってしまったので、今となっては何を言ってもタラレバなんだけど、ワイドショーはこぞって教育委員会や児相をディスる構図になってるし。
教育委員会も児相も、みんな地方公共団体の職員、つまりは地方公務員。反社会勢力とは無縁な家庭で、それなりの教育を受け、普通で常識的な生活をしてきたマジメな人ばかり。定期的に異動もあって、皆それぞれ守るべき家族も生活もあるわけで。
で、何が言いたいのかというと、(子供を虐待するような)粗暴で威圧的な人から恫喝されるような職場に配属、異動になるのは「ジョーカー、もしくは貧乏くじを引くようなもの」だと、公務員の多くは思っているのではないかと。(あくまで個人の見解です)
会見する柏市児相の所長さんの表情を見て、そう思った次第です。
そんな児相に対して「プロ意識が足りない」等と批判があるのは仕方無いにしても「救える命を守らなかった共犯者」と犯罪者扱いするワイドショーには、いい加減辟易してきたのも事実。 結婚もしてない、子供も育てたことの無いコメンテーターに、ボロクソ言われるのを見てると、なんだか腹が立ってきた。じゃあお前やってみろよと。
そんなに嫌なら見なきゃいいじゃん!だって?ナルホド、そりゃそうだ。
その昔、市役所で働く友人が生活福祉課に異動になって、滅茶苦茶落ち込んでたのを思い出した。生活保護の担当も、恫喝が結構あるらしく、メンタルをやられる人も多いのだとか。そう言えば先月、大田区役所の4階にある国民健康保険の手続きに行った時に職員に食ってかかる、いわゆる「そっち系」の人を見かけけました。おいおいと思ってよく見ると、その課の窓口担当者は全員アウトソーシング(外部委託)の社員。「ナルホド、そういう手もあったか~」と。
そのうち、児相の職員もみんな外部委託に、、、ってなるワケないか。
でも冗談抜きに、こんな児童虐待や麻生発言の揚げ足取り報道ばかり続くと、ますます子供を持ちたい人が減って、少子化問題の解決なんて夢のまた夢。外国人にコキ使われるニッポンの将来が見え隠れするのは(外資系企業で20年以上働いてた)Dogwoodだけでしょうか。大丈夫か?この国。
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