吞川沿いの養源寺前の箱に「自由にお取りください」とあったのを見て、お言葉に甘えて頂いてきた赤いチラシ。いや、チラシとかフライヤーと呼ぶには申し訳ないほどの厚みのあるA4サイズの赤い紙。日蓮宗研聲会の創立50周年記念公演のプログラムでした。「ふーん、（俺には）関係ないねぇ」と思いながら、裏返して見て驚いてしまいました。ちなみに「聲」は「声」の昔の漢字で「しょう」と読むのだそう。
裏面に書かれていたのは
恩師 早水日秀上人に捧ぐ
だったから。その下には懐かしいお姿も。
その輝かしい略歴の一部に「平成12年に池上本門寺執事長、イキイキ推進運動を展開」とある。そうそう、ワタクシDogwoodが20数年前に池上に越して来て以来、事あるごとにお山のイベントでお目にかかったのが、早水日秀さん率いる「イキイキ推進委員会」でした。毎年夏に行われる「キャンドルナイト」や「スローライブ」でも披露されたのが、お坊さん達による声明（しょうみょう：仏典に節をつけた仏教音楽のひとつ）で、恒例行事のひとつでありました。2008年のスローライブでお声を掛けさせて頂いたのが最後（BAHOを見た直後だったので、間違いないかと）。その後、風鈴のイラスト（注1）でしか見かけなくなり、人伝いに2016年の2月に亡くなられたと聞きました。プロフィールには平成28年2月22日に79歳で逝去されたとのこと。
注1：毎年7月にお山で行われる「500個の風鈴の音を聴く」イベント。
第14回、500個の風鈴が奏でる風の音！7/21まで - Dogwoodの池上日記
昨年「イキイキ推進委員会は何処へ？」という推測混じりの記事を書いていましたが、今回の早水日秀さんの功績を称える追悼記念公演があると知って、何故かチョット嬉しくなりました。
早水さんとお話した時に頂いて、大事に取っておいたこの名刺。今年お山で買った福鳩守をお焚き上げする時に、一緒に入れさせて頂こうと思ったDogwoodでありました。
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