今日は、ローマ市内観光のダイジェストを書こうと思っていたのですが、 フィレンツェでスマホを失って3週間が経ち、スマホ無しの生活に慣れてしまったとはいえ、さすがに国内では不便だし、なにしろ電話料金がもったいない。
ということで、保険の申請を優先することにしました。
これは盗まれた当日の夜遅く、フィレンツェの警察で作成してもらった被害届け。イタリア語だけど、重要な証拠書類のひとつに。
現地警察の被害届に加えて、保険会社に提出する際に必要な証言書（現認書）を添乗員さんに作成して頂きました。「経緯・状況」については、Dogwoodがメモ書きしたものを渡して書き写してもらいましたが、イタリアでのスリ被害はダントツに多く、この作成作業も慣れているようでした。
そう、こんな状況でした。
夕方18時ごろ、フィレンツェ・Alamanni Stazione駅で乗ったトラムが大変混雑しており、乗った直後に、片手にストールを掛けた若い女が、勢いよく妻に体を押し付けるように乗り込んできた。妻のバッグを不自然にまさぐるような仕草があり、すぐに注意した。妻の方にばかり気を取られていた時、奥の方から、これまた怪しい中年男が無理やり自分と妻との間に割り込んできた。恐らく、その時にDogwoodが体の前で抱えていたカバンに入っていたアイフォンと、ホテルのカードキーを盗られたようだ。ホテル最寄りの駅 Port Al Proto Leopolda で、その男女も下車して並んで反対方向に歩いて行ったので、あの男女はグルだったと思う。
女が、妻を後ろからグイグイ押してきたのを見て、これはマズいと大声で注意した時には、妻のバッグのチャックが半分開けられていた。その場で、妻にバッグの中身を確認させたところ、持ち物はセーフ。そちらに気を取られてる間に、自分がスられてたという、なんとも巧妙で間抜けなオチで。しかも駅ではなく、ホテルに着いた後にカードキーが無いことで、ようやくスラれたことに気が付いたんだっけ。
ああ、また思い出してしまった。あれだけスリに注意するよう忠告されていたのに。あのトラムでの感触と、気が付いた時の空しい気持ちは今も鮮明に覚えています。っていうか、一生忘れないだろうな。
説得力は全く無いけれど、イタリアはもちろん、海外へ行かれる方は、スリに十分お気をつけくださいませ。
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