3日間通ったローマ市内のダイジェスト記事を書こうと思っていましたが、急に気が変わりました。ゴメンナサイ(誰に謝る?)。
オードリーヘップバーンが、アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した1953年のアメリカ映画「ローマの休日」。Dogwoodが生まれる何年も前に、ローマで撮られた映画で、イタリアを表敬訪問した某国の王女が滞在先から抜け出し、一人でローマ市内に出たときに知り合った新聞記者と繰り広げる24時間の恋物語。今回のツアー参加者の多くは、この映画と青春時代がドンピシャの方ばかり。「記者会見の場所がね~」とか「ジェラートを食べていた広場がさ~」とか「ベスパに2人乗りして行ったのがコロッセオでさ~」とか「真実の口でのシーンは~」の話題で盛り上がっていました。そんな会話に全くついていけなかったDogwood、パイセンたちの前で、泣きながら白状しましたよ(ウソです)。
ワタシ、その映画見てないんで。って。
さすがに映画の題名と主演女優は知ってましたけど。
唖然とされましたね(笑)「キミ、よくそれでローマに来たね」と全員の顔に書いてありましたもん(もちろんウソです)。
というわけで、日本に帰ってすぐ「ローマの休日」をアタマから2回見たDogwood、時差ボケの中、ベタなストーリーと60年以上も前のモノクロ映画に感動して、最後は泣いてました。アン王女(オードリー・ヘップバーン)、記者ジョー(グレゴリー・ペック)、カメラマン・アービング(エディ・アルバート)の会話、表情、演技、どれを取っても輝いてるではないですか。英語もわかりやすく、吹替えでなくても十分楽しめる映画。しかも、先週までいたローマの場所が続々と。何故これまで見なかったんだろう?
ローマの休日 (Roman Holiday 日本語字幕 Part1)
ローマの休日 (Roman Holiday 日本語字幕 Part2)
前置きが長くてスミマセン。 今回は、ローマで撮った写真の中から「ローマの休日」のロケ地を探すことに。つまり、家にいながら「ロケ地逆巡礼ツアー」をすることにしました。お前ヒマだなとか言わないように。
まずはこちらから。「真実の口」の前でアン王女をからかう名シーン。
2日連続で、同じ場所に行って撮っていました。「とりあえず口に手突っ込んどけ」のDogwood、映画のことを知らないので既に疲れてます(笑)
次は、スペイン広場でのジェラートのシーン。後ろの建物にご注目。
偶然同じアングルで撮ってました!
引いて見ると、こんな感じの広場です。ここから寄ってみます。
階段途中の白くて四角いところ、白い矢印がアン王女がジェラートを食べた場所かと。
次は、コロッセオの中のシーン。円内の部分にご注目。
あれ、上と同じ形じゃないですか?その下の屋根?の壊れ具合も一致してます。
多分これも。コロッセオの中は、元のツアーに無かったのでラッキーでした。
次は、夜のサンタンジェロ城。こちらも元のツアーには無かった場所。
ここにも行ってきました。屋上の像と、3個ある四角の窓が同じ。当然だけどね。
そして有名な「トレビの泉」も。
スリだらけでしたが、ここにも2回行きました。
最後はアン王女がシャンパンを飲んだカフェの前、一瞬映る大きな石柱。
パンテオンの左端の柱なのだそう。カフェは無かったけれど、凄い人でした。
以上、ローマの休日、ロケ地「逆巡礼」でした。
「ローマの休日」は1953年、つまり昭和28年に撮られた映画。それほど大昔の映画ではありません。ちなみに軽井沢で撮られた日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」は1951年ですから。それでも主演の俳優は、皆既に亡くなっているし、後ろに映っている遺跡は1000年以上も前に造られたもの。それらを今の時代に、同時にこの目で見ることが出来たのは、やっぱりローマに行って(飛行機欠航になって)良かったなぁと、しみじみ思うDogwoodでありました。
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