光陰矢の如し。今年も半分が終わり7月に突入、早いですね。
「拝察からの拝承」のことを書いた翌日、その「拝承」を伝統的に?使っていた大企業のトップ(だった)人が亡くなったニュースが入ってきました。
そう、経団連前会長の中西宏明氏の訃報。あっ、ワタシは元々日立の社員ではなく、日立に2007年に買収された側の社員でした。新会社のCEOについた中西さんを何回かお見かけしたことがあっただけ。見た目は腰の低いフツーのオジサンだけど(失礼)、佇まいや、発言の節々には、ブレないオーラも感じました。英語も堪能(当然だろ)で、大赤字だった米国の本社を買収した途端、高給取りのアメリカ人幹部をバッサバッサと切りまくって、あっという間にV字回復させたのには驚きました(やり方には諸説あり)。あと日立あるある、トーダイの出身なんだとか。
会長の時だったから10年位前か、淀屋橋駅のホームで日立出身の営業本部長と一緒にいる中西さんに偶然会ったことも。本部長から「滅多に会える人じゃないからオマエに紹介してやるよ」と。えっ車じゃないの?の方に驚いた。地下鉄のホームで「どうも、中西です」だって(笑)。偉ぶった感じは無くて、ワタシのような下っ端社員にも優しかった印象(但し幹部の前では、机を叩いて怒鳴る典型的?な「日立流」だったとも。あくまで噂ですが)
その後、日立本社の社長を経て経団連会長になったのにも驚きましたが、何より退任時の写真の顔がやつれていたのにビックリ。
日立への思入れは全くないし、経団連の良し悪しは置いといて、今こうしてメシが食えているのも、ある意味中西さんのお陰。少なくとも居眠りばかりしてる老害政治家よりは、遥かに仕事をした人であることは間違いない。長年の激務、お疲れ様でしたと心の中で合掌したDogwood でありました。
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