昨日まで3回にわたり、次男を語る男からの「りんご送るよ詐欺」の報告記事を書いたところ、読者の方から感想や「自分も経験しました」等のメッセージを頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。この手の犯罪が減らない中で、良心の欠片もない奴らが見境なく、なりすまし電話をかけまくっていると思うと、背筋がゾッとしますね。
結局、詐欺電話に引っかかることも無く、犯人をおびき出して逮捕（に協力すること）も出来ず、また音声の提供も警察に断られ、何かスッキリとしない気分のまま、大森の職安（以下ハロワ）へ行くことに。
「ハロワは別の日にすればいいのに」と後で妻に言われたのですが、この日は基本手当（失業給付）を受けるための第一段階「職業講習会」なるものが、前から決まっていたのです。そう、自分もお金を優先した次第でありまして。
13時少し前にハロワに到着し、前回訪問時にもらった「雇用保険受給資格者のしおり」の表紙（赤矢印箇所）にスタンプを押してもらい、席に着きます。
結局この日は、これを押してもらうためだけに来たようなものでした。
3階の大会議室に行くと、50人程の性別も年代も様々（たぶん事情も様々と思われる）な人でほぼ満席状態。Dogwoodの隣には、何故かビシッとネクタイ・スーツ姿の青年も。仕事してないからここに来てるのでは？まっ、いっか。人のことは気にしない気にしない。
13時から基本手当を受給するための説明ビデオを30分程見た後、担当の男性職員の補足説明が約30分ほどあって職業講習会はサラッと終了。職員さんの補足説明は、参加者の方を一度も見ずに延々と紙を読み上げ、質疑を受ける事もなく時間通りに終了。お役所仕事の見本だな～と、ある意味感動。あっ、無職のくせにエラそうなこと言ってすみません。
ただ、ほんの1時間前の詐欺電男とのバトルが頭の中をずっとよぎってまして、ビデオの内容も職員の補足説明も、殆どアタマに入って来ませんでした。
このスタンプを押してもらうためだけに、自分は詐欺男との戦いを放棄したのか（大げさやな）、、という若干の後悔や、ああ、あの時こう言えばよかったとか、どんな顔した奴だったのかなぁ、とかね。
まあ、全てはタラレバなんですけど。
そんなモヤモヤが残った変な1日でした。
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