唐突ですが「踊ってばかりの国」をご存知でしょうか?
サルサとかサンバで有名な国?、ならばキューバとかブラジルのこと?
いや、そうではなくて、5人組のロックバンドの名前です。
以前、荒川ケンタウロスのラジオ番組「Radioケンタウロス」で流れた曲が「踊ってばかりの国」の「Ghost」という曲。初期のU2を思わせる長~いイントロで始まる怪しげな雰囲気の曲に、不思議と聞き入ってしまいました。以来、サビの歌詞「乗っ取って、僕を乗っ取って、体はいらないから」が、ずっと脳裏にインプットされてしまったのでありました。さらに、この曲のライブ映像をYoutubeで見てしまったDogwood、彼らの独特の世界観、音楽センスとビジュアルに圧倒されたのでした。
調べてみると、2008年に神戸市で結成されたバンドで、メンバーの脱退・加入や、活動停止期間があったり、紆余曲折を挟みながら、既に5枚のアルバムをリリースしている「知る人ぞ知る」的な人気のバンド。
一見、爽やかそうなアー写なのですが。真ん中の満面の笑みの人が、Voの下津光史さん。
それでもライブの動画を見ると、メンバー全員が何かに憑依されたかのような雰囲気が。言い方を変えると「逝(イ)っちゃってる!」(コロチキのナダル風に)ステージ。何度も見ているうちに、このバンドにハマってしまい、耐えきれずダウンロードして購入したのがこの2曲。イタリアでスマホをスラれるまで、毎日聴いてました。
「Ghost」
「Boy」
客席にダイブしちゃうような激しさは無いけれど、演奏と歌の絶妙なグルーブ感、ギターの2人が不協和音を織り交ぜるサイケデリックな音作りも憎い。目をつぶって、身をゆだねてクネクネしたい。そんな心地よさの反面、気軽に話しかけようものなら、ビールジョッキでぶん殴られそうな狂暴性も(注)。それでいて、歌にはとてつもない優しさが溢れている。そんな不思議なバンド「踊ってばかりの国」、Dogwoodもこれから要チェックであります。
(注)実際にやらかしたそうな?
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