先月末に日本経済新聞の社説に載っていた「技能実習は速やかに廃止を」の記事。思わず「はぁ?今ごろ何言ってんの?」って感じで読みました。
「人手不足を補うために海外から人材を受け入れるだけ受け入れ、劣悪な労働環境は放置というのでは無責任のそしりを免れない」と。さすが日経、難しい言葉使うなぁ「そしりを免れない」なんて(そっちかよ?)。つまり、外国人技能実習生を使い捨ての如く悪条件でコキ使う企業は無責任!と、非難を受けるのは当然ということらしい。それを日本経済新聞が社説に書くとは驚きました。
実はワタクシ、日経の半年以上前に当ブログでこんなことを書いておりました。
今の仕事に就く前、大森のハローワークで紹介状をもらって申し込んだのが、外国人技能実習生を中小企業に斡旋する会社。入る気満々で職務経歴書と履歴書を封書で送ったところ、瞬殺で短いメール1本、書類選考落ちの連絡が。気を取り直して再びハロワへ行くと、その企業が新たに求人情報を出してるのを見つけ、なんとも言えない気持ちになったのでした。でも今となっては、逆に超ラッキーだったと思うのです。いや、本当マジで。だってこの状況ですぜ旦那。
30年以上、国内外の製造業で数多くの現場を経験して来たワタシは、外国人労働者がいかに優秀で勤勉、おまけに(日本人に比べて)賃金が安いのは、よーく知ってます。それが我が国ニッポンの製造業に大いに貢献してきたことも。でも、少子化に円高、派遣制度やリーマンショック、そして今回のコロナがダメ押しとなり、技能実習生という名の元に受け入れた外国人労働者は、瀕死の国内中小製造業にとって無用の長物になっちまったというワケか(個人の感想です)。
これまで3Kと言われる「キツイ」「キタナイ」「キケン」と言われる仕事を彼らに散々やらせてきたツケが、今ごろまわってきたんだなと、ため息しか出ないDogwoodでありました。
終活?、就活?、終了したのは、、 - Dogwoodの池上日記
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