以前、池上本門寺の梵鐘と霊峰殿の間にひっそり佇む「五輪塔」の事を書いた事がありました。戦火に晒されながらも、変わらぬその凛とした雰囲気が好きで、本門寺のマイパワースポット?の1つなのです。
こちらは明治中期に撮られた多層塔と五輪塔(右)
池上本門寺の五輪塔(ごりんとう)今昔に思うこと - Dogwoodの池上日記
その五輪塔の周りを歩いていた時のこと。
霊峰殿の裏に細い道があるのに気が付きまして。
赤矢印のところに、人がひとり通れる程の路地がありました。
このあたりには何度も来ているのに、初めて知った次第でして。
普通なら、肝試し以外はスルーするところですが、奥の方に立て看板が見えたので、意を決して行ってみることに。
20メートルほど進むとそこには、大田区文化財でもある高さ3メートル程の「加藤清正 供養塔」が、ひっそりと建っていました。
池上本門寺内に加藤清正公堂が建立予定であることは、以前もこのブログで書きましたが、安土桃山時代の武将、肥後熊本藩藩主でもあった清正公堂は、日本国内のお寺や神社に100か所以上あると聞いたことがあります。
慶長16年(1611年)とあります。加藤清正が亡くなった年のようです。
説明文によると、加藤清正の息女で、徳川頼宜の室(夫人)が、父清正の38回忌にあたる慶安2年(1649)に、その供養のために造立したものなのだそう。
折しも今日は、加藤清正が没したと言われる8月2日。Dogwoodに縁もゆかりも無い清正公ではありますが、池上に住んでいるご縁で命日のお参りをさせてもらいました。
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