11月7日、さいたまスーパーアリーナで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS) バンタム級の決勝。井上尚弥 VS ノニト・ドネア(比)の一戦。
今年5月のスコットランドでの準決勝直後から、この日を楽しみにしていました。無敗のIBF王者に圧勝して、決勝はあの5階級制覇のドネアですから。
ドネアといえば、彼の全盛期ともいえる2012年、当時WBCスーパーバンタム級名誉王者だった西岡利晃を全く寄せ付けず、9回TKO勝ちした試合が衝撃的でした。その後も、海外のリングでビッグネームとばかり戦ってきた歴戦のつわもの。井上選手が10代の頃から憧れてきたのも当然かと。
そんな、お互いをリスペクトする実力者同士の対戦は、決勝戦にふさわしい熱戦でした。
前半のキレキレの打ち合い、中盤の間合いの取り合い、9Rの井上の大ピンチ、、
どちらにも倒すチャンスがあったように見えました。ただ井上は、途中からこの試合を楽しんでるようにも見えましたね。さすがモンスター。
11Rのドネアのダウンで勝負あったかと思いきや、その後の意地と粘りが凄かった。
最終ラウンド、ゴング後の「出し尽くした」感で称え合う姿が感動的でした。
判定が出る前に、井上選手がセコンドを掻き分けてドネアのコーナーへ出向いて抱擁。
ドネア選手に感謝の気持ちを伝えたかったのでしょう。このシーン泣けたなぁ。
ナイスファイト!これだからボクシングは好きなのよ。
苦戦しながらも、尊敬するドネアに打ち勝った井上尚弥、この先誰と戦い、どこまで行くのか興味が尽きません。
誰とは言わないけど、相手をディスったり、フライパンを曲げたり(笑)、勝てる相手(=かませ)ばかり選んだマッチメーク、、そんな余計な小細工やパフォーマンスは、ボクシングには要らないんだよ。
おっと、少々熱くなりましたが、今年の年間最高試合になること間違いない、歴史的な大一番を見て感動しまくりのDogwoodでありました。
しかし、そんな無敗のモンスターと戦って、判定まで持ち込んだのは、彼のキャリアの中で、この試合を含めてたったの3人しかいないのです。
そのうちの1人が、池上のお隣、千鳥町出身の元WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者、田口良一選手。井上と対戦した時は日本王者でした。当ブログでも、ことあるごとに田口選手を応援してきましたが、もうちょっと世間に評価されてもいいのでは?と思うのはワタシだけでしょうかね。
頑張れ!お隣千鳥町から世界チャンピオン 田口良一選手! - Dogwoodの池上日記
他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ、、、かあ - Dogwoodの池上日記
お立ちより頂き、ありがとうございます。以下のブログ村に登録していますので、良ろしかったらポチっとお願いします。